バイナンスってどんな取引所なんだろう?
海外の取引所だから少し抵抗を感じるけど、便利そうなので使いたいな。
バイナンスのメリットやデメリットについて教えて欲しい。
今回は、海外の仮想通貨取引所である「バイナンス(Binance)が、どんな取引所なのか?」について解説していきます。
海外取引所と聞くと、少し抵抗感を感じる方も多いんじゃないでしょうか?
かくいう私自身もそうで、仮想通貨取引をはじめてからバイナンスを使い始めたのは2年後くらいでした…
とはいえ、使ってみるととても便利。
バイナンスは豊富なサービスや取扱銘柄など魅力的な取引所といえます。
私自身、2年ほど「バイナンス(Binance)」を使ってきて思う結論としては、「バイナンスは口座をもっておくべき取引所」と言えます。
ただし、もちろんデメリットに感じる部分もあるので、そのあたりもご紹介していきますよ。
バイナンス(Binance)の利用に悩まれている方の参考になればと。
- バイナンス(Binance)とはどんな取引所なのか
- バイナンスのメリットとデメリットは?
こちらのリンクからバイナンスの口座開設すると、取引手数料が永年10%オフになりますので、よろしければどうぞ。
>>永年取引手数料10%オフでバイナンスの口座開設する
バイナンス口座開設の手順は、こちらの記事をご参考ください。
本記事は長文になってしまっていますので、「もくじ」からご興味のある所を”かいつまんで”読んで頂ければと。
それでは解説いきましょう。
- バイナンス(Binance)のメリット
- バイナンス(Binance)のデメリット
- まとめ:仮想通貨取引をするならバイナンスの口座はもっておくべき
バイナンス(Binance)のメリット
バイナンスのメリットとしてはこちらのとおり。
- 取扱い銘柄が豊富
- 取引量・ユーザー数が世界1位
- サイトデザインが見やすく直感的に使える
- 日本語対応している
- 手数料割引特典が充実
- BNBトークン(バイナンスコイン)の将来性が高い
- バイナンス(Binance)に上場したコインは価格が上がりやすい
- ステーキング銘柄が豊富で金利も高い
- 日本人ユーザーが多い
- クリプトやブロックチェーンを学べる
- NFTが買える
- サポートが24時間365日対応している
- セキュリティが高い
- 多くのIEOコインの価値が上がっている
- 経営トップにカリスマ性がある
- クリプトの成長に大きく貢献している
- レバレッジが最大25倍まで可能
- 追証がない
ちょっと長いですが、それぞれ解説していきましょう。
取扱い銘柄が豊富
バイナンスの取扱銘柄数は360以上もあり、日々更新されています。
国内では取扱いがなく買えないコインでも、バイナンスなら豊富な銘柄を、簡単に購入することができます。
主要なアルトコインはもちろん、まだ認知されていない草コインまで幅広く取り扱っているので、将来性を見込んで安いうちから買っておくことができますね。
投資をする立場とすれば、機会損失を防げるので大きなメリットと言えます。
取引量・ユーザー数が世界1位
バイナンスは取引量、ユーザー数が世界一の取引所です。
Defiが注目された2021年1月頃には、一日の取引高で約800億ドル(約9兆2800億円)を記録しました。
(参考:バイナンス、1日あたりの取引高が800億ドルを記録|仮想通貨市場の急騰受け-COINTELEGRAPH)
フィリピンの国家予算が11兆円くらいなので、その金額の大きさがわかるかと。
では2022年8月時点での、全世界取引量とユーザー数を見てみましょう。
取引高
順位 | 取引所名 | 取引高(1日) |
1位 | バイナンス(Binance) | 約1兆5000億円 |
2位 | Biconomy Exchange | 7千900億円 |
ユーザー数
順位 | 取引所名 | ユーザーアクセス数(1週間) |
1位 | バイナンス(Binance) | 1千800万人 |
2位 | バイビット(Bybit) | 370万人 |
以上のとおり。
取引量、ユーザー数ともに、大きな差を空けて1位となっています。
では、取引量とユーザー数が多いとどんなメリットがあるのか?
それはこんなところです。
- 注文が通りやすい(板が厚く流動性が高い)
- スプレッドがほぼ発生しない
取引所では売りと買いの注文で成り立ちますが、指定の価格で買いたくても、その価格で売ってくれる注文者がいなければ約定しません。
実際、板の薄い取引所だと「指値注文をしていたのに、その価格になっても買えなかった」ということは普通にあります。
また、バイナンスは取引ユーザーが多いことから、ほとんどスプレッドが発生しません。
これならムダなコストをカットすることができますね。
サイトデザインが見やすく直感的に使える
バイナンスはサイトデザインが見やすく、初心者でも直感的に利用できるのが良い所です。
ログインした状態の画像がこちら。
各種サービスが上に並んでいて、ワンクリックでアクセスできます。
自分の資産状況は、「ウォレット」から見ることができます。
これは筆者の所感ですが、「バイナンスのデザインをマネて作っているな」という海外取引所はいくつか見つけることができます。
つまりはそれだけ使いやすいデザインということですね。
日本語対応している
バイナンスはPC、スマホのどちらも日本語での表記に対応しています。
サポートでも日本語対応となっているのも、助かりますね。
サポートはログイン画面の右下の「吹き出しアイコン」を押すと、チャット画面が表示されますので、ここに質問事項を書いてやりとりすることができますよ。
回答も日本語で返してくれるので、英語がわからなくても安心です。
手数料割引特典が充実
バイナンスでかかる手数料はこちらの3つ。
- 取引手数料
- 仮想通貨出金手数料
- 資金調達料(Funding)
一方、入金手数料とスプレッドは無料となっています。
では、他の主要海外取引所と手数料を比べてみましょう。
取引所 | 取引手数料(現物) | 入金手数料 | 仮想通貨出金(送金)手数料(BTC) | 仮想通貨最低出金額(BTC) |
バイナンス(Binance) | メイカー:0.1% テイカー:0.1% (一般ユーザー) | 無料 | BNB Smart Chain (BEP20):0.0000042 Bitcoin:0.0002 BNB Beacon Chain(BEP2):0.000007 BTC(SegWit):0.0005 Ethereum (ERC20):0.00023 | BNB Smart Chain (BEP20):0.0000084 Bitcoin:0.001 BNB Beacon Chain(BEP2):0.000014 BTC(SegWit):0.001 Ethereum (ERC20):0.00046 |
バイビット(Bybit) | メイカー:0.1% テイカー:0.1% | 無料 | 0.0002 | 0.001 |
FTX | メイカー:0.02% テイカー:0.07% | 無料 | 0.01BTC以上:無料 0.01BTC以下:1日1回まで無料※1 | |
コインベース(Coinbase) | 1000円以下:99円 1000円~2500円:149円 2500円~5000円:199円 5000円~20000円:299円 20000円以上:1.49% | 無料 | 不明 | 不明 |
上記の出金手数料と最低出金額はBTCのものです。
コインの種類によって手数料は変わりますし、価格変動による改定もあるので、最新の情報は公式ページにて確認してみてくださいね。
<Binance取引手数料(Binanceバイナンス公式)>
上の表を見る限り、正直、他の取引所と手数料の大きな違いは感じられません。
ただ、Binanceには手数料の割引特典が多数用意されています。
たとえばこんな割引特典がありますよ。
- 紹介コードから口座開設すると取引手数料が永年割引
- 0.00000001 BNB以上保有していれば取引手数料が25%オフ
- 月間取引量とBNB保有量に応じて手数料が下がるVIPプログラム
- BNB建て(通貨ペア)での売買だと手数料無料
条件はありますが、ほとんどの特典はハードルが低いので、多くの人が恩恵を受けられるかと。
特に、「紹介コードからの登録」なら、「紹介コードのリンク」から口座開設するだけで、永年取引手数料の割引が受けられます。
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口座開設の手順についてはこちらの記事を参考にして頂ければと。
BNBトークン(バイナンスコイン)の将来性が高い
BNB(バイナンスコイン)はバイナンスが発行している独自の仮想通貨(トークン)です。
BNBは時価総額が第5位と、人気の高いコインのひとつです。
比較的価格が安定しており、徐々にその価値は高まってきています。
BNBの将来性が高い理由には、こんな理由がありますよ。
- BNB保有による優遇があるため売られにくい
- 定期的にバーン(償却)されている
- BNB Chain(バイナンスチェーン)で利用される
- バイナンスに新規上場する仮想通貨を安く買える(バイナンスローンチパッド)
BNB保有による優遇があるため売られにくい
先にご紹介したとおり、手数料の割引をはじめ、バイナンスで取引をする時に、BNBがあるとお得にサービスが利用できます。
たとえば、こんなところですね。
- 0.00000001 BNB以上保有していれば取引手数料が25%オフ
- 月間取引量とBNB保有量に応じて手数料が下がるVIPプログラム
- BNB建て(通貨ペア)での売買だと手数料無料
もちろん私もBNBを保有して、手数料割引に利用しています
利用用途があるので、常に一定数BNBを保有するユーザーがいるわけですね。
しかも取引高が世界最大の取引所ですから、そのユーザー数は非常に多いです。
つまり、大きな売り圧が発生しづらいため、下落リスクが少ないと言えますね。
定期的にバーン(償却)されている
バーンとは、そのコインを市場流通から永久に消去してしまうことをいいます。
バイナンスは長期的にバーンを行っており、その方法は以下2種類。
- 手数料として利用されたBNBをバーン
- 四半期ごとに自動でバーン
BNBの総発行枚数は2億枚ですが、最終的には半分の1億枚にまで減らす計画になっています。
通貨の大原則として、枚数が少ないと通貨1枚あたりの価値は上がります。
つまり、BNBが減少すれば、BNBコイン1枚あたりの価値は上がるというワケですね。
BNB Chain(バイナンスチェーン)で利用される
BNB Chain (バイナンスチェーン)とは、バイナンスが独自に開発したブロックチェーンです。
元はBSC(バイナンススマートチェーン)と呼ばれていましたが、2022年2月のリニューアルの際に改名されています。
BNB ChainでBNBコインが利用されるメリットはこちらの通り。
- Dappsでの手数料として利用されるので実需がある(価格の維持)
- 手数料で利用されたBNBはバーンされるので、BNBの希少性が高まる
以上のとおり。
また、BNB Chainは使いやすいエコシステムで、こんなメリットがあります。
- 手数料(ガス代)が安い
- 処理が早い
現在、多くのDapps(アプリ)で利用されるイーサリアムは、スケーラビリティ問題を抱えており、高い手数料と処理の遅さが問題となっています。
一方で、BNB Chainなら「手数料が安く」で「処理も早い」ことから、利用するユーザー数も多いのが特徴。
BNB Chain上にはどんなDappsがあるのかというと、代表的なものがこちら。
- Pancakeswap(DEX)
- 1inch(DEX)
- STEPN(Move to Earn)
「Pancakeswap」や「1inch」は他のコインへの両替やDefiでの運用ができます。
手数量が安いのと、他では取扱のないようなマイナーコインへも両替できるのでとても便利。
私もたまにPancakeswapを利用しますが、他では買えない草コインが簡単に手に入るので重宝します
一方、STEPNは歩くだけで仮想通貨が稼げるということで、日本で大きな話題となりました。
(参考:日本で人気じわり、歩いてトークンを稼ぐGameFi-NFTスニーカーでリアルに活動する coindesk)
最近でも、アシックスとのコラボや、スペインのプロサッカークラブ「アトレティコ マドリード」と提携するなど、話題性のあるDappsです。
以上のように、BNB Chain上では既に多くのDappsがサービス提供されていて、多くのユーザーが利用するエコシステムとなっています。
つまり、そこには手数料としてのBNBの実需があり、同時にその手数料がバーンされることで、コインの価値が高まります。
バイナンスに新規上場する仮想通貨を安く買える(バイナンスローンチパッド)
ローンチパッドとは新規上場するコインを上場前に安く購入できるサービスです。
海外仮想通貨取引所の中でも、バイナンスは多くのローンチパッドを実施しています。
話題性や人気のあるコインは、上場時に価格が高騰することもしばしば。
もし、将来性の高い銘柄を事前に購入できれば、大きな利益が見込めます。
過去にバイナンスでローンチパッドを実施した銘柄の一部がこちら。
- MATIC
- Axie Infinity
- STEPN
- The SANDBOX
中にはローンチパッドでの販売価格から、数百倍から数千倍にまで高騰した銘柄もあります。
しかも、それほどの高騰があまり珍しくないのも驚きです。
バイナンスでローンチパッドされるコインは、その多くが上場後に価格上昇するものが多く、銘柄選定の良さも魅力的です
バイナンス(Binance)に上場したコインは価格が上がりやすい
バイナンスで上場するコインは、上場後に価格が大きく上昇する銘柄も多いのが魅力です。
その理由がこちらのあたりかと。
- 上場させる銘柄選定が優れている
- 世界最大の取引所に上場するというインパクト
以上のとおり。
バイナンスは、「上場する銘柄選定」が優れているのもさることながら、世界最大の取引所ということあり、上場発表された際に大きな盛り上がりを見せるのも特徴です。
バイナンスの口座を持っていれば、価格が上がる前に購入できる可能性が上がり、チャンスが広がることは間違いないかと。
ステーキング銘柄が豊富で金利も高い
ステーキングとは、保有する仮想通貨をブロックチェーンのネットワークにロックするだけで、報酬がもらえるサービスです。
カンタンにいうとお金を預けて金利を受け取るようなものですね
バイナンスのステーキングが魅力的なポイントはこちらのとおり。
- ステーキングできる銘柄が多い
- 定期ステーキングが多く金利が高い
日本でステーキングを利用できる「海外取引所」はあまり多くありませんが、今回はバイナンスとバイビットで比較してみましょう。
ステーキングできる銘柄が多い
海外取引所のステーキング取扱い銘柄数がこちら。
ステーキング銘柄数 | |
バイナンス(Binance) | 100銘柄以上 |
バイビット(Bybit) | 20銘柄 |
ステーキング銘柄はバイナンスが圧倒的に多いです、これなら選択肢が豊富で保有しているコインがステーキングを利用できるケースが広がります。
定期ステーキングが多く金利が高い
ステーキングには「フレキシブル」と、「定期」のものがあります。
それぞれこんな違いがありますよ。
- フレキシブル:いつでも引出しができるが金利が低め
- 定期:一定期間資金がロックされその間は引出し不可だが金利は高め
ちなみに、定期期間中でも、途中で引き出すことは可能ですが、受け取れる金利はゼロになります。
では、ステーキングの利率を比較してみましょう。
Binance(バイナンス) | Bybit(バイビット) | |||
フレキシブル | 定期 | フレキシブル | 定期 | |
USDT年利(APY) | 10% | なし | 1.79% | 3.45%(60日定期) |
DAI年利(APY) | 2.2% | なし | 1.98% | 3%(60日定期) |
MATIC年利(APY) | 4% | 19.6%(90日定期) | 1.1% | なし |
SOL年利(APY) | 1.5% | 11.49%(90日定期) | 0.58% | なし |
AVAX年利(APY) | 3% | 18.9%((120日定期) | 0.72% | なし |
NEAR年利(APY) | 6% | 21.9%(90日定期) | 0.44% | なし |
DOT年利(APY) | 1% | 20.98%((120日定期) | 1.32% | なし |
以上のとおり。
バイナンスは「フレキシブル」と「定期」が両方用意されている銘柄がほとんどで、選択の自由度が高く、ほとんどの場合、バイビットよりも利率が高め。
ステーキングを使いたい場合は、バイナンスで利用したほうが有利ですね。
日本人ユーザーが多い
バイナンスは日本人の利用者が多いのもメリットかと。
その最大の理由は、「日本語の情報が多い」ところでしょう。
たとえば、使い方や用語がわからなくても「Google検索」や「ツイッター」で調べれば、バイナンスならたくさん情報が転がっています。
これは以外にあなどれない部分でして。
他の海外取引所だと、「日本語で情報がほとんどない」ということはよくあります。
こうなると、英語の解説記事を読むしかなく、どうしても「使いづらさ」に繋がります。
クリプトやブロックチェーンを学べる
バイナンスには、仮想通貨やブロックチェーンを学べる教育サービスが2つあります。
- バイナンスLearn&Earn
- バイナンスアカデミー
どちらも日本語対応していて、無料で使えるので、「クリプトの知識を深めたい」という人には嬉しいサービスですね。
バイナンスLearn&Earn
ブロックチェーンの知識を学ぶ「記事」や「動画」「クイズに正解」することで、仮想通貨がもらえます。
バイナンスの口座をもっていて、KYC認証(本人認証)していれば、誰でも使うことができますよ。
バイナンスアカデミー
「バイナンスアカデミー」は280もの教育記事をまとめた学習プラットフォームです。
ブロックチェーンの技術や用語など、多岐にわたる知識を深めることができます。
クリプトの知識が深まれば、こんなメリットがあるかと。
- 銘柄の将来性を予測することができる
- 上昇が期待できる銘柄選定の目利き力が上がる
理解が深まれば、仮想通貨で稼ぐ力を身につけることはもちろん、クリプトの世界をより楽しむことができるかと。
NFTが買える
現状、NFTを取り扱っている取引所は多くないですが、バイナンスには「NFTマーケットプレイスが」あります。
カンタンに言えば、NFT販売のAmazonみたいなものですね。
NFTマーケットプレイスの最大手は「オープンシー(Opensea)」です。
ぶっちゃけ、取扱のあるNFTの種類や数でいえば、「Opensea」には敵いません。
とはいえ、バイナンスNFTには以下のメリットがあります。
- 初期費用が安い
- 大企業や著名人とのコラボに積極的
大企業や著名人とのコラボなどを積極的に行っています。
過去にはこんなコラボがありました。
- STEPN✕ASICS NFT Sneakersを販売
- サッカー選手「クリスティアーノ・ロナウド」との独占的パートナーシップ契約
ツイッターにて、ロナウド選手がバイナンスとのパートナーシップについてコメントされています。
このようにバイナンスNFTは積極的にマーケティングを仕掛けており、今後盛り上がりを見せる可能性があります。
サポートが24時間365日対応している
バイナンスはサポートが24時間、365日対応しています。
日本語に完全対応しているのも安心感がありますね。
主なサポート内容としては、以下の通り。
AIボットとのチャット相談
カスタマーサポートとライブチャット
簡単な質問事項なら、AIボットへの質問で解決できるでしょう。
より詳しいサポートが必要な場合は、カスタマーサポート(人)とのチャットにて相談ができるので、安心しますね。
セキュリティが高い
バイナンスは高度なセキュリティシステムを構築しており、以下5つのセキュリティシステムがあります。
- 2段階認証(SMS,Google認証)
- アクセスするデバイスの監視
- 出金アドレスの管理
- フィッシング対策機能
以上の通り。順にご紹介しましょう。
2段階認証(SMS,Google認証)
2段階認証はSMSと、Google認証の2つが用意されていて、特にセキュリティが高いのは、Google認証と言われています。
仮想通貨取引所を利用する際は、必ず設定するようにしましょう。
アクセスするデバイスの監視
バイナンスでは、アクセスのあったデバイスのIPアドレスを常に監視しています。
IPアドレスは、インターネットに接続されたデバイスに割り当てられている、住所のようなものです。
デバイスのIPアドレスを知りたい場合は、こちらで確認できますよ。
バイナンスはIPアドレスに不審な点があると、通知で知らせてくれます。
通知からはこのような内容を知ることができますよ。
- アクセスした時刻
- アクセスしたデバイスのIPアドレス
また、こちらの2つの方法でご自身のアカウントを守ることができます。
- アクセスを許可するデバイスを登録できる
- アカウントを無効化してアクセス不可にできる
事前にIPアドレスを登録しておくと、違うIPアドレスからのアクセスを遮断し、通知で教えてくれます。
また、アカウントロックで、取引や送金を停止することができます。
アカウントロックは解除することもできるので、セキュリティに不安を感じた時に、すぐ対処できて安心感につながるかと。
出金アドレスの管理
バイナンスは「アドレスマネージャー」という機能があり、出金するアドレスを制限できます。
事前にこの機能を「ON」にしておけば、登録されたアドレス以外には送金できなくなるので、
万が一、第3者が外部へ出金しようとしたとしても、これを防ぐことができます。
フィッシング対策機能
フィッシングとは、信頼ある組織を装って、相手のIDやパスワードを手に入れる、サイバー攻撃の一種です。
この予防として、バイナンスには「フィッシング対策コード」という機能があり。
事前に「フィッシング対策コード」を設定しておくことで、着信するメッセージが本物のバイナンスからのものかを判別できるようになります。
多くのIEOコインの価値が上がっている
IEOは「Initial Exchange Offering」の略です。
仮想通貨関連プロジェクトが新しくトークンを発行する際、取引所を仲介して「予約販売」することをIEOと呼びます。
投資家にとって最大の魅力は、上がるかもしれないコインを、取引開始前に安くゲットできるということ。
もし、IEOで買った銘柄が取引開始後に上昇すれば、大きな利益が期待できます。
バイナンスは多くの仮想通貨プロジェクトのIEOを行っており、たとえばこのような銘柄がありました。
銘柄 | IEO後価格上昇率 |
The Sandbox | 約90倍 |
Bit Torrent | 約30倍 |
Matic | 約561倍 |
Axie Infinity | 約1242倍 |
Harmony | 約68倍 |
上記はごく一部です。
中にはIEO価格を割ってしまう銘柄もありますが、バイナンスでIEOする銘柄の多くが、取引開始後に価格が高騰しています。
Axie Infinityにいたっては、仮にIEO時点で1万円保有していたら、1200万円になっていたことになります。
これは仮想通貨市場が「まだ黎明期であるから」という背景もありますが、バイナンスの銘柄選定が優れている部分も大きいかと。
経営トップにカリスマ性がある
クリプトに限らず、世界的企業には必ずと言って良いほど、カリスマ経営者の存在がありますよね。
たとえば、こんな方々。
- ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
- ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)
- イーロン・マスク(テスラ、スペースX創業者)
- リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ創業者)
- ジャック・マー(アリババグループ創業者)
- 孫正義(ソフトバンク創業者)
- 柳井正(ユニクロ創業者)
新たなテクノロジーや産業を広めるには、カリスマ経営者が必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。
本題のバイナンスのCEOはチャンポン・ジャオ(通称:CZ)氏という方です。
中国生まれカナダ育ちで、過去には日本の東京証券取引所の関係会社でインターンシップを経験したこともあるそうです。
そんなバイナンスCEOであるCZ氏は、世界最大の取引所を創り上げた経営手腕はさることながら、クリプトでは有識者として知られ、彼の発言は大きな影響力を持ちます。
たとえば、過去にはこんな発言が注目を浴びました
- 「個人資産の99%を寄付していく」
- 「相場の低迷が続く仮想通貨業界をできるかぎり救いたい」
- 「私が座っている場所がバイナンスのオフィスになる」
CZ氏の個人資産は11兆円を超えるとも言われており、その資産を寄付するとの発言があったり。
2022年の仮想通貨業界の低迷に関して、「現在50社以上と、救済策を協議している」と発言し、クリプト業界全体の成長をサポートしている姿勢が注目されました。
また、バイナンスは本社の場所が謎となっています。
過去には「マルタ島に本社があるのでは?」と噂されましたが、マルタ側がこれを否定したため、不明となっています。
(参考:バイナンスはどこにある?-マルタ金融当局、監督下にないと発言 coindesk)
クリプトは特定の組織や個人にコントロールされないことが評価されてきましたから、分散された組織として注目を浴びました。
控えめに言って、CZ氏の行動や発言は、クリプト界を牽引する大きな役割をもっており、次のGAFAになる可能性を秘めています。
クリプトの成長に大きく貢献している
バイナンスは、クリプトの多くのプロジェクトの成長を後押ししています。
たとえばこんなところ。
- ハッキング資産を回収
- 多くのプロジェクトに出資
ハッキング資産を回収
クリプトはまだまだ発展途上なため、ハッキングが絶えません。
そんな中、バイナンスは多くのハッキング被害を受けたプロジェクトの資産回収を行っています。
たとえばこんなところ。
- Defiプロジェクト「Curve」の盗まれた資産6000万円を回収
- アクシーインフィニティ(Axie Infinity)の盗まれた資産7億4000万円を回収
(参考:バイナンスなど、Defiユーザーから奪われた8600万円以上の仮想通貨を回収 COINPOST)
(参考:バイナンス、7億円強を回収-アクシーのハッキングに関連した暗号資産 coindesk)
以上のとおり。
バイナンスは盗まれた資産を回収しており、クリプトプロジェクトを救っています。
こういった背景から、バイナンスを好意的に捉える人々が増えることは自然なことでしょう。
今後もフォローする個人や組織が増えれば、バイナンスの事業拡大はより加速する可能性があります。
多くのプロジェクトに出資
バイナンスには、ベンチャーキャピタル(VC)専門部門として「バイナンスラボ」という組織があります。
「バイナンスラボ」はクリプト関連プロジェクトを中心に積極的に出資を行っており、多くのクリプトプロジェクトの成長を後押ししています。
出資額は公表していませんが、直近だけでも、以下のプロジェクトへ出資を行っていますよ。
時期 | 出資先 |
2022年9月 | Aptos(L1プラットフォーム) |
2022年6月 | PancakeSwap(Defi) |
2022年4月 | Sender Wallet(NEAR対応ウォレット) |
2022年4月 | Find Satoshi Lab(Stepn運営) |
2022年4月 | Multicoin Capital(米VC) |
以上のとおり。
今や、バイナンスから出資を受けることは、注目を浴びる大きなポイントになっており、その影響力は拡大しています。
レバレッジが最大25倍まで可能
ぶっちゃけ、この機能はメリットと言えるか微妙ですが、バイナンスではレバレッジが最大25倍まで可能です。
レバレッジは手元に投資資金があまりなくても、レバレッジを使うことで、大きな金額の取引を可能にします。
たとえば、10万円の預け入れで10倍のレバレッジを使えば、100万円の取引ができるということですね。
大きな利益が狙える反面、下落時には大きな損失となることから、非常にリスクの高い取引と言えます。
あえてレバレッジを使うのであれば、バイナンスは優れた取引所です。
そのあたりの理由を、次の項でご紹介しましょう。
追証がない
レバレッジ取引の場合、通常、証拠金以上の損失が出た場合、「追証」が発生します。
「追証」とは、「預け入れているお金以上に損失が出ているので、損失分を支払ってください」という督促のようなものです。
こんなの来たらちょっと怖いですよね…
ですが、バイナンスにはこの「追証」がありません。
なんと、証拠金以上の損失をバイナンスが負担してくれるのです。
ここでのメリットはこの2つですね。
- レバレッジ取引で資産が増えるときは倍々になる
- 損失が起きた時でも、預けた資産以上は損失が出ない
以上のとおり。
どうしてもレバレッジを使いたいと思うなら、バイナンスを使うのが賢明かと。
バイナンス(Binance)のデメリット
ご紹介のとおり、バイナンスは使うメリットが多いのは事実ですが、いくつか把握しておきたいデメリットもありますので、こちらも解説しておきましょう。
バイナンスでデメリットとなるポイントはこんな所かと。
- 日本円では仮想通貨を買えない
- 日本の金融庁から2度警告を受けている
- ハッキングを受けたことがある
- 海外取引所の利用は全て自己責任
以上のとおり。
順にご紹介していきます。
日本円では仮想通貨を買えない
バイナンスは日本円での取引に対応していませんので、直接日本円を入金することができません。
これはデメリットではありますが、バイナンスに限らず、海外の仮想通貨取引所はどこも同じです。
バイナンスで取引をするには、以下2つの入金方法があります。
- 国内取引所で仮想通貨を買って、バイナンスに送金して取引
- クレジットカードで仮想通貨を購入
おそらく最もポピュラーな買い方は、以下の流れです。
- 国内取引所で仮想通貨を買って、バイナンスに送金して取引の流れ
- 1.国内仮想通貨取引所で仮想通貨を買う
2.バイナンスに送金
3.バイナンスで取引ベース通貨(BTC,USDTなど)に換金
4.好きな仮想通貨を買う
ですが、バイナンスでは日本のクレジットカード(以下クレカ)で仮想通貨を購入することもできます。
バイナンスが取り扱っているクレカは以下の2種類。
- VISA
- Mastercard
ただ、クレカを使う場合にもデメリットがあり。
- 三井住友カードと楽天カードが使えない
- 取引手数料とは別にクレカの手数料が3.5%~5%かかる
- パスポートの提出が必要
ぶっちゃけ使いにくいのが現状です。
どうしても、仮想通貨の送金などに抵抗がある場合はこの選択肢もアリですが、基本的には先に紹介した、国内取引所経由で購入する方がコスパが良いかと。
日本の金融庁から2度警告を受けている
バイナンスは過去に、日本の金融庁から2度の警告を受けています。
警告を受けた時期はこちら。
- 1回目の警告:2018年3月
- 2回目の警告:2021年6月
警告を受けた理由としては、こんなところ。
- 金融庁の認可を得ずに仮想通貨取引業を行っているため
- 利用者保護の仕組みが不十分との指摘
この結果、2020年には日本での業務を停止したこともありました。
(2021年頃から業務を再開し、現在は通常通り利用可能。)
まず、仮想通貨はどの組織や団体にも規制を受けない資産として生まれています。
こういった思想からか、海外取引所のいくつかは、監視や規制を逃れることで業態を拡大してきました。
バイナンスでいえば、本社を持っていないのもその理由のひとつかと。
とはいえ、最近では世界各国の規制当局からの監視の目が厳しくなっており、バイナンスではフランスに本社を設立する意向を示しています。
(参考:バイナンス、本社はフランスに設立か COINPOST)
分散化がトレンドとなっているクリプト業界にとって、バイナンスが本社を置くことは、人によって評価が分かれる所でしょう。
ハッキングを受けたことがある
これはバイナンスに限ったことではありませんが、クリプトの世界はまだ未熟な市場なため、国内海外問わず、ハッキングが絶えません。
バイナンスでは2019年5月にハッキング被害を受け、45億円相当のビットコインが盗まれる事件がありました。
(参考:バイナンスでハッキング被害、45億円相当のビットコインが引き出される)
とはいえ、バイナンスは自前の資金で全額をユーザーへ補填しています。
ハッキングを受けたことはデメリットですが、バイナンスに関しては、信頼できるポイントがいくつかあります。
- 現在はハッキング対策が強化されている
- 豊富な資産がある
- 盗まれた資産をユーザーに全額補填している
- 他プロジェクトを支援する側にある
以上のとおり。
現在のバイナンスは強固なセキュリティを構築しており、ハッキングへの防御力が向上しています。
また、バイナンスは豊富な資産があり、たとえハッキングを受けたとしても、ユーザーの補填が行われる可能性は高いでしょう。
そして、現在はクリプト全体の成長を後押しする巨人となっており、多くのクリプトプロジェクトの支援や救済なども行っています。
ここは個人的な見解も入ってしまいますが、以上の背景から、このような見方ができるかと。
海外取引所の利用は全て自己責任
これはバイナンスに限ったことではありませんが、「投資は自己責任」が基本です。
バイナンスの場合は日本語のサポートや、ハッキングの際の保証などがされた実績があり、ある程度信頼できる取引所と言えます。
とはいえ、国や組織は一切サポートしていませんから、トラブルが起こった際は、「全て自己責任」となります。
たとえば、こんなケースが考えられるでしょうか。
- バイナンスが日本から撤退
- ハッキングを受けたが保証されなかった
- レバレッジで多額の収益が発生した際、税品が高くなる
海外取引所には、こういったリスクがあることは把握した上で、利用するようにしましょう。
まとめ:仮想通貨取引をするならバイナンスの口座はもっておくべき
結論、「仮想通貨取引をするなら、バイナンスの口座はもっておくべき取引所」です。
取引銘柄数や取扱いサービス、セキュリティから信頼性まで。
総合的にバイナンスは、世界一の取引所と言って差し支えないかと。
世界のクリプト市場を牽引する取引所ですから今後も、他プロジェクトとの協業や、お得なサービス、キャンペーンなどが展開されることは間違いないでしょう。
「機会損失をしたくないよ」という方は、口座開設しておくと良いかと。
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