BinanceからBYBITへ送金したいけど、送金手数料が気になるな~。
送金手数料を安く済ませる方法とか、やり方を知りたい。
今回は、「BinanceからBYBITへ手数料を抑えて送金する方法」についてご紹介します。
2023年現在、Binanceにはいくつかのリスクがあります。それがこちら。
- 日本市場でのBinanceグローバルサービス、新規登録停止
- Binanceが世界各国からの訴訟問題に直面
2023年現在、日本市場ではBinanceグローバルの新規登録が停止されています。
以前からアカウントをもっていたユーザーは現在も利用できますが、これから使えなくなる可能性が高いと言われています。
またBinanceは、各国政府機関から訴えられており、今後の先行きに危険な匂いは否めません。
このあたりの経緯については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、詳細が知りたい方はどうぞ。
こういった背景から、Binanceから他の取引所へ資金を移動するユーザーが増えています。
そんな背景から、今回は「BinanceからBYBITへ送金する手順」についてご紹介していきます。
「なぜBYBITなのか?」それはこんな理由からです。
- 世界最大級の仮想通貨取引所
- クリプト先進国であるシンガポールが拠点
- 日本人向けのサポートが充実
世界には100以上の取引所があると言われますが、BYBITは取引高が6位と世界最大規模です。
クリプト先進国のシンガポールで創業されており、税制や地理的リスクも低いと言えるでしょう。
また、BYBITは日本市場に力を入れていて、サイトデザインからサポートまで、全て日本語対応されています。
こういった理由から、BYBITは比較的安心感のある取引所かと。
「BYBITの口座開設がまだだけど、使っていきたい」という方はこちらで、口座開設記事がありますので、ご参考ください。
「紹介コード付き」ですので、割引特典などありますよ。
という訳で、「BinanceからBYBITへ手数料を抑えて送金する方法」についてご紹介していきますよ。
- BinanceからBYBITへ送金する方法
- 送金で手数料を抑える方法
- 別の仮想通貨への交換方法
送金(出金)手数料を安くする方法
結論から言うと、送金手数料を安く済ませる方法はこちらのとおり。
- ブロックチェーンネットワークはBEP20を使う
- BTC,ETH,XRPで送金する
- 送金回数は極力減らす
まず前提として、仮想通貨を送金する場合、手数料がかかります。
Binanceではコインの種類や、送金に使用するブロックチェーンネットワークによっても手数料が違い、代表的なコインの手数料は以下のとおり。
BTCの出金手数料
ブロックチェーンネットワーク | 送金手数料(送金1回あたり) |
BNB Smart Chain(BEP20) | 0.0000078BTC |
Bitcoin | 0.001BTC |
BNB Beacon Chain(BEP2) | 0.000013BTC |
BTC(SegWit) | 0.001BTC |
Ethereum(ERC20) | 0.00034BTC |
ETHの出金手数料
ブロックチェーンネットワーク | 送金手数料(送金1回あたり) |
BNB Smart Chain(BEP20) | 0.00011ETH |
Ethereum(ERC20) | 0.0098ETH |
Arbitrum One | 0.0008ETH |
BNB Beacon Chain(BEP2) | 0.0002ETH |
Optimism | 0.001ETH |
XRPの出金手数料
ブロックチェーンネットワーク | 送金手数料(送金1回あたり) |
BNB Smart Chain(BEP20) | 0.48 |
Ripple | 30 |
BNB Beacon Chain(BEP2) | 0.9 |
Ethereum(ERC20) | 22 |
BNBの出金手数料
ブロックチェーンネットワーク | 送金手数料(送金1回あたり) |
BNB Smart Chain(BEP20) | 0.01 |
BNB Beacon Chain(BEP2) | 0.01 |
Ethereum(ERC20) | 0.012 |
USDTの出金手数料
ブロックチェーンネットワーク | 送金手数料(送金1回あたり) |
BNB Smart Chain(BEP20) | 10USDT |
EOS | 10USDT |
AVAX C-Chain | 50USDT |
BNB Beacon Chain(BEP2) | 10USDT |
Ethereum(ERC20) | 50USDT |
Polygon | 0.46USDT |
Solana | 2USDT |
Tezos | 10USDT |
Tron(TRC20) | 10USDT |
ブロックチェーンネットワークはBEP20を使う
まず、ネットワークは「BNB Smart Chain(BEP20)」が最も手数料が安いです。
特にこだわりがなければ「BNB Smart Chain(BEP20)」を使って送金しましょう。
BTC,ETH,XRPで送金する
2023年3月時点で、コインごとの送金手数料を円換算にすると。
- BTC,ETH,XRPなら約25円~28円
- BNBは約450円、USDTは約1300円
以上のとおり。
BTC,ETH,XRPでの送金なら数十円の手数料で済みます。
送金回数は極力減らす
送金手数料は、1回あたりの料金なので。
高額であろうが、少額であろうが、1回あたりの送金手数料は同じです。
つまりは、送金回数を減らせば、送金コストを減らせるということ。
具体的には、以下のポイントで注意すれば良いかと。
- 送金するコインの種類を集約
- 送金先を絞り込む
以上のとおり。
送金に使うコインの種類の数だけ送金の回数は増えますから、送金に使うコインの種類は減らした方がコストダウンになります。
事前にBinanceの「コンバート機能」で、送金手数料の安いBTC,ETH,XRPに交換しておくと良いでしょう。
また、送金先のウォレットや取引所はあまり多くなりすぎると、送金回数が増えてコストアップになりますから、送金先は少なくしておいた方が良いかと。
BinanceからBYBITへ送金する際に準備するもの
BinanceからBYBITへ送金する際に必要なのは、こちらのとおり。
- BYBITの口座
- 送金する仮想通貨
BYBITの口座をまだ作っていなければ、こちらの記事にて口座開設の方法をご紹介していますので、ご参考頂ければ。
BinanceからBYBITへ送金する手順
BinanceからBYBITへ、送金する大まかな流れはこんなところ。
- BinanceコンバートでBTC,ETH,XRPのどれかに交換
- BinanceからBYBITへ送金
- BYBITで保管したいコインに交換
「3」については、送金したままのコイン(BTC,ETH,XRPのいずれか)のままで良ければ、やる必要はありません。
コインの値動きが気になる方は、USDTやUSDCなど、価格が安定しているステーブルコインに交換しておくとよいかと。
それでは、手順をご紹介していきます。
1.BinanceコンバートでBTC,ETH,XRPのどれかに交換する
まずは保有している仮想通貨を、送金手数料が安いBTC,ETH,XRPのどれかに換えます。
ここで便利なのが、Binanceの「コンバート」という機能。
Binanceの口座をもっていれば、誰でも利用できます。
使い方はいたってカンタン。
「交換したいコイン」と「交換先のコイン」を選び、数量を入力して、「交換」を押せば完了です。
手数料もほぼゼロなのでとても便利ですよ。
詳しい使い方はこちらの記事にて解説しています。
2.送金先(BYBIT)のアドレスを確認する
次に、送金先であるBYBITのアドレスを確認していきます。
今回はXRPのアドレスを確認する手順で解説していきますよ。
①BYBITにログインしたら、右上のアカウントアイコンにポインタを置きます。
②入金ボタンをクリック
③通貨の選択で「XRP」を選びます。
④右側の「確認しました。」をクリックします。
⑤上:「アドレス」、下:「入金メモ」が表示されるので、画面はこのままにしておきます。
3.BinanceからBYBITへ送金する
⑥Binanceのページ右上のアカウントアイコンから、「Wallet」、「Fiat&Spot」をクリックします。
⑦送金したい仮想通貨の右にある「Withdraw」(送金)を選択
(今回はXRPを送ります。)
⑧送金したいコインになっているのを確認
⑨⑤で表示させているBYBITの「入金アドレス」の右にある「コピー」ボタンをクリック
⑩「Binanceの画面のAdress」に「BYBITコピーしたアドレス」を貼付け
⑪すぐ下の「Network」は「XRP」を選択
⑪BYBITの画面の「入金タグ/メモ」の右にある「コピー」をクリック
⑫Binanceの画面で「Memo」にコピーしたアドレスを貼付け
⑬「Withdraw Amount」に送金したい金額を入力します。
(すいません。以下画像は送金後のため、残高ゼロですが…。)
⑭下の「Withdraw」をクリックします。
⑮セキュリティ認証の画面が表示されます。
先に「電話番号認証コード」の「コードを取得」のボタンをクリック
⑯登録されている電話番号のスマホに「6桁のコード」が届きますので、⑮の欄へ入力します。
⑰「メール認証コード」の「コードを取得」を押すと、登録されているメールアドレスにコードが送られます。
⑱登録されているメールアドレスに「6桁のコード」が届いているので、⑰へ入力します。
⑲スマホで「Google Authenticator(ワンタイムパスワード)」でBinanceの6桁のコードを確認します。
⑳PCのBinanceの画面に戻り、「認証コード」の欄に先程のコードを入力します。
㉑一番下の「提出」をクリックします。
㉒「出金リクエストが送信されました」という画面が表示されるので、「完了」で閉じます。
4.着金の確認
BYBITで入金の確認をしていきます。
㉓BYBITのトップページから、右上のアイコンボタンをクリックして、「現物」をクリックします。
㉔現物資産に、送金したコインが入っていればOKです。
【補足】BYBITでXRPからUSDTに交換する
XRPは価格の変動が激しいため、このまま保管しておくと気が気じゃいという方も多いでしょう。
こういった場合は、「ステーブルコインに交換しておきたい」と思う方は多いと思います。
もし、BYBITへ資金を移動した後、ステーブルコインへ交換したいという方は、こちらの記事にて「BYBITでコインを交換(両替)」する方法を解説していますので、ご参考に。
まとめ:海外取引所は今後も変化が激しい
今回、BYBITへの資金の避難について解説しましたが、海外取引所は多くのリスクがあります。
たとえば、「地政学的リスク」「各国の規制によるリスク」「経営破綻のリスク」といった所ですね。
こういったリスクに直面した際に、資金を移動する方法について学んでおけば、すぐに対処ができるので、本記事の「資金移動」のやり方を知っておいて損はないかと。
それでは、今回は以上となります。
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